5/7 店長会議 代表講話
皆さん おはようございます。
緊急事態宣言が5月末まで延長されました。
我々スースーチャイヨーですが、緊急事態宣言が出された際、休むことなく時間短縮営業を続けることを選択しました。批判があることも承知しております。
この1ヶ月、人通りが極端に少くなくなる中、事前予約のテイクアウトの仕組み、お弁当販売を進化させて来ました。販売個数も100個を超える店舗も出てきました。ウーバーイーツもほぼ全店で開始し、なれない作業にも挑戦し順調に売り上げを伸ばしてきました。また、ソース類の一括仕込みで、より一層の味の向上をしつつ生産性をあげる試みにも果敢に挑戦してきました。
我々は、この1ヶ月、ただ単にコロナという状況を嘆き、悲観的になり、思考停止をしたり、国や誰かの文句を言ったり、評論家的に解説するだけで何も行動しないというような消極的な選択をしませんでした。
我々は、このチャレンジングな状況下において、我々の管理下におかれていること、すなわち我々が選択して我々ができることの範囲内において、集中して思考し、そして行動してきました。我々は休むことなく冒険してきました。
そして、その冒険のおかげで、このような大変な状況下にもかかわらず来店して下さるお客様、テイクアウトを購入して下さるお客様、ウーバーイーツをご利用下さるお客様、我々を支えて下さる沢山のお客様がいらっしゃることに改めて、また感動的なレベルで気づくことが出来ました。人の優しさ、有り難みを知ることが出来ました。
そして今、緊急事態時の特殊な状況においても、より一層、お客様に満足してもらい、タイ料理を広めていく、その結果売り上げが上がり、給与がもらえ、会社が存続する、その循環の基礎が徐々に構築されつつあります。
結果の原因は外側にはない。我々の中にあります。
私はこの2ヶ月、怯えず、縮こまらず、困難な状況に立ち向かう皆さんを見ました。
辞めていただいた仲間もいます。残った皆さんにも辛い思いもさせてしまったと思います。
そのような中、皆さんは懸命に考え、懸命に行動して下さっています。皆が真剣に考えて様々な提案をしてくれています。
我々は経営理念で成長と貢献を掲げていますが、いま皆さんは明らかに飛躍的に成長している最中だと確信します。誇らしく思います。ワクワクします。
昨日、皆さんの中から、場所により弁当の売れ方が違うのはなぜだろうという問いかけを頂きました。
私は、売り方のスキルや方法論ではなく、これは売る方が何に対してコミットしているかの違いだと考えています。コミットとは、心で決めた約束事です。
何のためにお弁当を売るのか?(ミッション、目的)、そのために何個売るのか?(ビジョン、目標)
仕事だから売るのか?売らないと生活できないから売るのか?売らないと店が潰れるから売るのか?
これらの目的は自分達の都合です。買って下さるお客様には、お客様のご都合があります。コロナの状況下で、お客様は優しいので最初は同情して下さると思います。しかしながら長くお客様の心に響く目的ではないだろうと思います。
では、仲間を守りたいから売るのか?タイ料理を守りたいから売るのか?まだまだ自分たちの都合だと思います。
そうではなく、タイ料理やタイの雰囲気、我々の明るさで、お客様に喜んでもらいたい、困難な状況にいるお客様を元気付けたい、喜ばせたい、たくさん売ってお取り引き様を喜ばせたい、地域をささえたい、経済をささえる一助になりたい、タイ料理を普及させることでお客様に貢献し我々も成長したい、そのようなミッション、目的にコミットする、そしてそのために今日は30個売ろう、50個、100個売ろうという目標にコミットするならば結果は大きく違ってくると思います。
お客様の喜び、お取引先様の喜び、地域や国への貢献、周りへの貢献、周りの喜びや幸せの先に、我々の成果、成功、成長、喜び、幸せがあるのです。
どのような目的、目標にコミットするのかで、生まれる結果は大きく変わってきます。結果の原因は外にはない。
いかなる状況におかれても、本質を外すことなく、偉大な目的ミッション、大きな目標ビジョンにコミットして、偉大な成果を生み出していきましょう。
まだまだ、スースーチャイヨーが生き残れるかどうかはわかりません。しかしながら、世に必要とされる会社、人財はきっと生き残り栄えるはずです。世に必要な会社、人財になるべく努力を重ねましょう!