先週は経営合理化協会様企画のイスラエル訪問ツアーに参加してきました。イスラエル北部ハイファにあるイスラエルの工科大学、テクニオン大学の理事会にオブザーバー参加し、支援者への感謝状授与やパネルディスカッションを拝見、大学内施設見学ツアーにも参加させて頂きました。
メインは、卒業生のスタートアップ企業20社近くを訪問し、スタートアップのハブセンターでプレゼンを聴いたり。
水素、AI、半導体、下水処理、ドローン、EV、道路検査、農業からイスラエルワインまで。イスラエルのシリコンバレーのような場所です。
兵役をこなしてから、この大学に入り、博士号とり、近隣に多数あるIT企業で複数インターンをし、ほとんどの方が起業するそうです。
連続起業の方も多数。アメリカを中心とした世界各国の有名企業、個人が支援。資金だけでなく、アメリカの弁護士が創業を支援、特にニューヨークとのつながり、コミュニティの結びつきの強さを感じました。時代の背景で中国企業の支援が減っているようです。
食糧自給率が90%を超えるイスラエルのアグリテック企業のキブツも訪問、大規模な点滴灌漑システム、自動制御のハウスなど視察できました。弊社農場にも取り入れていきたい。
日本は基礎技術研究がすごいですが、イスラエルは応用研究すごい。産官学で協力して、とにかく商売に結びつけるのがうまいとのこと。
付加価値をつけるのがうまく、事業のかなめの部分にいて頭で儲けているイメージを持ちました。
なお、対イスラエル海外投資全体の約16%を日本からの投資が占め、かなり伸びているようです。車、工業機械と日本製品を多数見ました。そのため、今年3月から週2便の直行便も就航しています。
ユダヤ人は、日本人には総じて好意的な印象。ユダヤ人を救った杉原千畝さんや樋口中将の話もききました。
ハイファや死海あたりはアラブ人も多いですが、私の下手なアラビア語を喜んでくれる方がたくさんいて感動。
イスラエルは、UAEやバハレーンとの国交正常化し、サウディ上空にテルアビブ行きの航空機が飛んでいる状況は、昔中東の隣国にいた自分には感慨深かったです。